AI技術者が不足している現代では、AI技術を自社も導入したいけれども、活用するために必要な知識がいないと悩んでいる企業も多いでしょう。
そこでおすすめするのがAIコンサルティングサービスです。
ここではAIコンサルティングサービスを利用するメリット・デメリットや、おすすめのAIコンサルティングサービスを紹介します。
AIコンサルティングサービスとは？
AIコンサルティングサービスとは、AIに関する専門的な知識を持った人材が、AI技術の導入などについて相談に乗ったり、サポートをしたりするサービスを言います。
現代では人工知能やディープラーニングなどAIに関連する言葉が一般にも広まり、事業にAI技術を活用する企業も増えています。
ただ、AI技術を事業に導入するにあたって、専門的な知識や経験がない故にAIの導入ができなかったり、導入しても社内で技術を活用しきれていなかったりする企業は少なくありません。
AIの導入にはAIそのものに関する知見だけでなく、経営者の視点も必要です。
そこで両方を兼ね備えた人材を集めたAIコンサルティングサービスを活用することで、自社にAIの導入・活用のノウハウがなくても事業にAI技術を活かせます。
おすすめAIコンサルティングサービス7選！
AIコンサルティングサービスは大手から中小まで幅広い企業が取り扱っており、選択肢の多さにどれを選べば良いか悩む人もいるでしょう。
ここではおすすめのAIコンサルティングサービスを紹介します。
サービスの特徴などを比較し、自社に合ったサービスを選ぶ参考にしてください。
アクセンチュア株式会社
アクセンチュアと言えば世界的に有名なコンサルティング企業であり、こちらでもAIコンサルティングに力を入れ始めています。
アクセンチュアの強みはこれまでの実績と40を超える対応可能な業界でしょう。
長い歴史の中で築いてきたノウハウがあるので、対応できる業界が幅広くてもひとつひとつの知識が薄い心配はありません。
IBM
IBMはデータベースなどを開発している企業ということもあり、データの扱いに長けているのが特徴です。
特にIBMが開発するデータベースDB2は官公庁や金融業界で多く使われていることもあり、これらの業界から高い支持を獲得しています。
また、ただAIを用いて分析するだけでなく、DXツールの開発・導入支援も行っているので、企業全体でDXに力を入れたい企業にも向いているでしょう。
PwCコンサルティング
PwCは日本の四大監査法人のひとつに分類されており、コンサルティング業も高く評価されています。
こちらも長い歴史の中で幅広い業界のノウハウを身に着けている企業であり、取り扱っているツールの種類も充実しているのが強みです。
そのため、コンサルティングサービス選びに迷ったときにとりあえず選んでも一定の質のサービスが期待できるでしょう。
ボストンコンサルティンググループ
ボストンコンサルティンググループはデータエンジニアやデータサイエンティストなどAI専門職の採用に特に力を入れており、職種を細かく分けることでより専門性の高い分析を実現しています。
そのため、大規模データでも精密な分析が可能となっており、大手企業から高い支持を獲得しています。
AI研究所
CROSS TECHでは短期だけでなく中長期にも対応したコンサルティングサービスを取り扱っています。
AIコンサルティングサービスを利用しても、なかなか社内のAI人材が育たないと業務の内製化も進みません。
そこでAIの特化したプログラミングスクールも運営するAI研究所のコンサルティングサービスなら、コンサルティングだけでなく社員の教育を含めたプランも用意されているので、業務効率化と社員教育を並行して行なえます。
幅広い企業がAI研究所のサービスを利用していますが、中でも特に製造業界の利用者が多い傾向にあります。
- AI人材を育成したい方→企業向けDX・AI人材育成サービス
- AIの開発を発注したい方→AI技術コンサルティング 受託開発/PoCサービス
- AIプロジェクトを任されているがどうしていいかわからない方→AIプロジェクト推進サービス
こちらから自社に合うサービスをお選びください。
NTTデータ
NTTデータは小売・食品・モビリティ・医療・防災の5つの分野でコンサルティングサービスを展開しています。
NTTデータの強みは、国内最大級クラスのSIerである点でしょう。
そのため、コンサルティングだけでなくオーダーメイドのDXツールの開発にも対応できます。
また導入支援にも力を入れており、導入前の下準備の段階から導入跡後の運用まで手厚いサポートが受けられます。
マッキンゼー
マッキンゼーは昔から戦略案件に強い企業として有名です。
そんなマッキンゼーではDXにおいて特にデジタルマーケティングが重要であるという考えのもとサービスを展開しています。
データの活用に重点を置いたコンサルティングを受けたい場合におすすめです。
AIコンサルティングサービスを導入するのメリット・デメリット
AIコンサルティングサービスの利用はメリットばかりではありません。
デメリットもしっかり把握したうえでサービスを利用する必要があります。
それではAIコンサルティングサービスを利用するメリット・デメリットについて解説します。
AIコンサルティングサービスを利用するメリット
AIコンサルティングサービスを利用するメリットには、AI技術者などAIに関する知見を持った人材が社内にいなくても、事業に応用できるまでしっかり導入をサポートしてもらえる点が挙げられます。
現代におけるAI技術者やAIの知見を持った人材の需要はうなぎのぼりの状態であり、どの企業も人材の確保に苦戦している状況です。
それに自社でAI技術者を育てようと思っても時間がかかりますし、コンサルティングの向き不向きもあるので難しいでしょう。
そこで外部にAI技術の導入に関する意見を求めることで、社内にAIに関する知見を持った人材がいない状況でもAIの導入・活用ができます。
またAI技術を事業に取り入れるにあたっては、社内全体がAIに関して理解しなければいけません。
しかしその理解が進まない故に、導入してもAI技術を活用しきれていない企業が多く存在しています。
AIコンサルティングサービスはこのような企業に対して助言を行い、AI技術を社内に広めるのも仕事です。
AIを広めるサポートもしてもらうことによって、なかなか進まない業務のAI化もスピーディーに進められるようになるでしょう。
AIコンサルティングサービスを利用するデメリット
AIコンサルティングサービスを利用すると自社にノウハウを蓄積しにくい点はデメリットと言えるでしょう。
いつまでもコンサルティングサービスに頼るのではなく、社内でAIの知見を持った人材を育てて最終的には業務を内製化したいと思っている企業もあるでしょう。
そこで業務のすべてを外注にしてしまうと、いつまで経っても社内の業務の内容を理解できる人材を育てられません。
そのため、AIコンサルティングサービスを利用する場合はコンサルティング側と社内の担当者が連携し、少しずつ担当者側の業務量を増やしていくなどして社内にノウハウを蓄積することが大切です。
また、AI分野は高いレベルの専門的な知識を要するので、価格帯も一般的なコンサルティングサービスより高めに設定されています。
そのため、コンサルティングサービスを利用したくても予算の関係でなかなか社内で意見が通らないということも少なくありません。
自社に適したAIコンサルティングサービスを選ぼう！
AIコンサルティングサービスと言っても、得意とする業界や業務は企業二よって異なります。
したがってAIコンサルティングサービスを導入する場合は各社の特徴を比較した後に、自社が取り扱うサービスや抱えている課題などに適したサービスを選んでください。
