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人工知能はなにができる?すごい理由・活躍シーン・課題を紹介

人工知能という言葉をよく聞くようになりましたが、実際どういうものかよく分からないという人も少なくありません。
そこで人工知能について歴史や何がすごいのか、またどういう所で活躍しているのかや、課題について詳しく見ていきましょう。

人工知能とはどういうものか

人工知能とは、人間の知能に関わる作業をコンピューターシステムが学習する事で実行する事が出来るものの総称です。
音声認識や意思決定、資格といった本来人間が行っていた作業を、コンピューターに学習させる事で、人間と同様あるいはそれ以上の力で実行する事が出来るようになります。
大量のデータを読み込ませる事で、より難しい作業も出来るようになるのが特徴です。

人工知能の歴史

人工知能の歴史ですが、初めてAIつまり人工知能という言葉が生まれたのは1956年です。この頃の人工知能研究では、まだ初期という事もあり主に問題解決や記号処理といったテーマが研究されていました。

1960年台の人工知能

1960年台に入ると、アメリカの国防総省が人工知能に興味を持つようになり、人間の考えをコンピューターが模倣出来ないか研究を始めます。するとアメリカやイギリスで人工知能ブームが起こり開発が進むと、チェスや迷路といった簡単なゲームをコンピューターと対戦出来るようになります。
しかし期待していたような人間の考えを模倣して行動するという事までは至らず、人工知能ブームは1970年代に入ると過ぎ去ってしまいました。

1980年台の人工知能

その後1980年台に入ると再び人工知能ブームが復活し、コンピューターに知識が与えられて、それにより様々な問題を解決していくという研究開発が行われますが、ここでもコンピューターが自分で学んでいくという事までには至らず、人間が情報をインプットしなければ学べないという状況で、ブームは再び下火になってしまいました。

2000年台の人工知能

それからしばらく経ち、2000年に入ると再び人工知能への熱が高まるようになり、2010年以降はコンピューターが人工知能により、自分でネット上にある莫大な情報を学んで答えを出すというディープラーニングが可能となります。

ディープラーニングが可能になった事で、様々な分野でコンピューターが人間のアシスタント業務が出来るようになり、これからさらに発展が期待されています。

人工知能がすごい理由とは何か

人工知能がすごい理由は色々あるので詳しく見ていきます。

業務の効率化や生産性の向上が見込める

人工知能を活用する事で、同じ動作を繰り返すいわゆるルーティーンワークを機械に任せる事が出来るようになります。
その結果、今まで人間が行っていた単純作業を機械がやってくれるので、作業スピードも大幅に上がり業務の効率化が進むというのがすごい所です。
さらにそこで働いていた人は他の仕事をする事も出来、会社にとっては生産性の向上にも繋がります。

人手不足の解消につながる

企業が人工知能を導入する事で、仕事の一部を機械やコンピューターに任す事が出来ます。その分人手はいらなくなるので、余計な人件費を削減する事も出来ますし、逆に人手不足で悩んでいる企業は少ない人数で仕事を行う事が出来、人手不足問題を解決出来るというのもすごい所です。
そして人工知能による業務の効率化により、働く人の身体的負担や精神的負担が軽くなる事で、より優秀な人材も入ってきやすくなるというのも魅力です。

ヒューマンエラーが少なくなる

人工知能による業務の自動化を進める事で、ヒューマンエラーの数を少なくする事が出来ます。人間は単純作業を長時間繰り返していると疲労が出てきて、気をつけていてもミスをしてしまいます。
しかし人工知能は機械ですし、自動で判断し対応していくので基本的にミスをする事はありません。

人工知能の主な活躍シーンとは

人工知能はどういった所で活躍しているのかというと色々あるので具体的に詳しく見ていきましょう。

インターネットの検索エンジンの最適化

パソコンやスマートフォンで検索機能を使っている人は多いです。この検索エンジンにも人工知能は活用されており、ユーザーが入力した様々な情報やキーワードを自ら学びながら、どんどん最適化されていっています。

そしてユーザーが求める最適なものが表示されるようになります。またユーザーにとって役に立たない情報や有害と見なされた情報は排除したり出来る機能もあります。

自動掃除ロボット

自動で掃除をしてくれるロボットも人工知能により活躍しているものの1つです。
内蔵されたセンサーによって、自動で障害物をよけながら掃除をしてくれます。

さらに部屋の間取りがどうなっているかや、家具がどこに配置されているかもデータとして設定すれば、同じ個所を何回も通って非効率な掃除をするというような事もしません。
そして掃除が終われば充電器の所まで自動で戻るので、人間は何もしなくても良いです。

コールセンターでのオペレーター業務対応

コールセンターで人工知能を導入している所もあります。まずは音声ガイダンスで操作をして、その後にオペレーターが顧客対応するというケースも少なくありません。

また顧客とオペレーターとの会話を人工知能の音声認識機能によって文字ベースで記録し分析する事で、トラブル解決につながる情報をオペレーターに教えてくれます。
その結果顧客満足度の上昇にもつながり、企業イメージも良くなりさらなる売り上げアップも期待出来ます。
さらにオペレーターの業務負担も軽くなりますし、オペレーター不足解消にもなるので人工知能を導入するメリットは大きいです。

クレジットカードの不正使用チェック

クレジットカード業界でも人工知能を導入する所が増えてきています。人工知能を導入する事でクレジットカードの使用状況をチェックしたり、個人の使用パターンを把握そして分析する事も出来るようになります。

そして普段とは異なる使い方をしていたり、学んだデータから不正使用時によくあるパターンと照らし合わして使い方が似ていたりすると、不正使用されているのではと判断し、ユーザーに連絡する事も出来、犯罪を未然に防ぐ事が出来るというのが魅力です。

自動車の自動運転機能

まだ一般にはほとんど使われていませんが、人工知能による自動車の自動運転機能も実現間近の段階まで来ています。
画像認証や音声認識機能で学んだ情報により、危険を察知して人間に教えたり、自動運転出来るというものです。

この自動車の自動運転機能が本格的に導入されるようになれば、交通事故も減らす事が出来ますし、高齢者も安心して自動車に乗る事が出来るようになる為、期待は大きいです。

人工知能の課題とは何か

人工知能には沢山のメリットがある一方で、いくつか課題も抱えています。
では具体的にどのような課題があるのか見ていきましょう。

責任の所在はどうするのか

仮に人工知能を導入した機械がトラブルを起こしてしまった場合、誰の責任になるのかというのがまだ明確になっていません。

例えば人工知能を有する自動車が交通事故を起こしてしまった場合、そこに乗っていた人の責任なのか、それとも車を販売したメーカーか、あるいは人工知能開発に関わった人なのか判断が難しい所です。
その為トラブルが起きた時の責任所在の判断基準を設けるという事が重要です。

人工知能が出した判断のプロセスを読めない

人工知能は大量のデータを取り込みそして学び、自分で分析をして判断を行います。しかもこれらは全て人間の手を借りず自動で行うので、どういうプロセスを経て、判断をしたのか分からなくなる恐れがあります。

人間であればどういうプロセスを経て1つの結論に至ったかという事を説明出来ますが、人工知能の場合は過程の段階を説明出来ないので、家庭の説明を求められた時にどうするかというのも課題です。

仕事を失う人が増える恐れがある

人工知能が幅広い分野でどんどん導入されていけば、より機械化が進む事になります。その結果仕事を失ってしまう人が増える恐れがあるというのも課題です。
さらに人間の手を必要としなくなるので、職種そのものがなくなってしまう可能性があるというのも懸念されています。

もちろんその分新たに生まれる仕事もあるかもしれませんが、近い将来消えてしまうのではと言われる職業もいくつかあるので、失業率を上げない為にどうすれば良いかは考えておかなければなりません。

人工知能にはメリットも沢山あるが課題もある

人工知能はインターネットの検索エンジンや自動掃除機や自動運転等幅広い分野で使えるので、人々の生活はより快適になりますし、企業も業務効率も上がるので導入するメリットは大きいです。
しかしその反面人間の職が奪われてしまい、失業率の増加につながるのではという懸念もある為、対策が必要です。


このように人工知能によって業務の効率化や生産性の向上につなげることができます。
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