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【2025】DX人材に必要な7つのスキル!おすすめDX育成サービス4選と必要なマインドセット

かつてITがあらゆるビジネスのあり方を変えたように、DXはこれからのビジネスにおける業務やサービスのあり方を大きく変えることになるでしょう。
そうしたことから、自社にDX人材を育成したい、そう考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そもそもDXとは何か、どのようなスキルがDX人材には求められるのか、おすすめの育成サービスについて詳しく解説します。

そもそもDXとは

DXとは

DXとは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略語です。
これは、従来のビジネスプロセスやビジネスモデルをデジタル技術を活用することで変革し、効率性や収益性を向上させることを指します。

具体的には、AIIoT、ブロックチェーン、クラウドなどのデジタル技術を活用して、業務の自動化やデータの活用、新しいサービスやビジネスモデルの創造などを行うことです。
DXによって、企業は市場変化や競合環境の変化にも迅速かつ柔軟に対応できるようになり、競争力を強化できます。

DXの具体例

具体例としてまず挙げられるのは、ビジネスプロセスの効率化です。デジタル技術を活用することで、業務プロセスの自動化やデータの可視化、分析が可能になります。
これにより、業務プロセスの効率化や品質向上が図れるでしょう。

また、新しいサービスやビジネスモデルの創造も可能になります。
例えば、AIIoTを活用したサービスや、サブスクリプション型ビジネスなどです。
顧客体験の向上にもつながるでしょう。
デジタル技術を活用して顧客との接点やコミュニケーションを改善すれば、顧客満足度を向上させられます。モバイルアプリやSNSを活用したマーケティング、カスタマーサポートの強化などです。

そのほか、新しいビジネスエコシステムの構築もできます。
デジタル技術を活用することで、従来とは異なるビジネスエコシステムを構築できるでしょう。
オープンイノベーションを活用して外部パートナーとの協業を行ったり、クラウドを活用してグローバルなビジネス展開を行ったりできます。

DXIT化の違い

DXIT化の違いがよく分からない、という人もいるかもしれません。
DXIT化は、目的や視野が異なります。

IT化とは

IT化は、情報技術を導入して業務プロセスを改善することです。具体的には、コンピューターやネットワーク、ソフトウェアなどのITを導入し、業務プロセスの効率化や品質向上を図ります。
つまり、IT化の目的は業務プロセスの自動化やデジタル化を促進し、生産性の向上やコスト削減などを実現することです。

DX化とは

一方、DXの目的はIT化のその先にあります。IT化を経てデジタル技術を活用し、業務プロセスの改革や新しいビジネスモデルの創造を目指すのがDX化です。いうなれば、DXIT化以上に広い視野を持ち、デジタル技術を活用してビジネスを革新することを目的としています。
具体的には、AIIoT、ビッグデータ、クラウドなどのデジタル技術を活用して新しいサービスや製品を開発し、市場競争力を高めることです。


簡単にいうと、IT化は情報技術を導入して業務プロセスを改善することにフォーカスしているのに対し、DXはデジタル技術を活用して、業務プロセスの改革やビジネスの革新を目指すことにフォーカスしている、という違いがあります。

DXの身近な例

DXの身近な例

DXの身近な例としては、例えばモバイルアプリやWebサイトの提供が挙げられます。
モバイルアプリやWebサイトを通じて顧客との接点を増やし、顧客との関係性を強化し、顧客満足度を向上させることにつながっています。

また、ビッグデータやAI技術を活用しデータの分析や可視化を行い、業務プロセス改善・新規ビジネスモデル発掘をするのも、DXのひとつです。
そのほか、申請書や請求書の処理を自動化し、業務効率化・品質向上につなげるのも、DXの一環です。

DX化を適切に、最適な形で実現するにはまず「今自社が抱えている課題は何か」を把握することが欠かせません。そのあとで、「課題解決に最適な方法は何か」を検討し、「課題解決策を最適な形で実施」します。

「今抱えている課題を正確・明確に把握しきれていない」ために、いざ始めてみたら「想定通りにDX化の成果がでない・うまく回らない」と悩む企業もあります。こうしたリスクを避け、最短距離で自社に今、最も必要なDX化、それにつながる人材育成をと考えるのであれば、企業向けDX・AI人材育成研修サービスなどを活用するとよいでしょう。

DX人材になるために必要な7つのスキル

DX人材になるために必要なスキルについて、それぞれ詳しく解説します。

  1. デジタル技術やITに関する知識
  2. 問題解決能力
  3. プログラミングスキル
  4. データ分析スキル
  5. コミュニケーション能力
  6. プロジェクトマネジメント能力
  7. デザイン施行

①デジタル技術やITに関する知識

DXにおいては、AIIoT、ビッグデータ、クラウドなどのデジタル技術やITに関する豊富な知識を持っていることが求められます。これらの技術を理解していなければ、どのようにしてDXを実現するかの具体的なイメージがつかめません。

②問題解決能力

DXは、業務プロセスの改革やビジネスの革新を目指すことが多いです。
そのため、多くの場合、新しい課題や問題に直面することになります。
そうしたことから、複雑な問題や困難な問題にも向き合える問題解決能力が求められます。

③プログラミングスキル

DXはネットやAIなどの情報技術を活用して実現されます。
自身でプログラムを書くことはできなくても、プログラミングとはどのようなものか、何が可能で何がそうでないのかを理解していることが大切です。
もちろん、ある程度のプログラミングスキルがあればそれに越したことはありません。

④データ分析スキル

DXの活用例のひとつにビッグデータやAIの活用が挙げられます。
この場合、データ分析スキルが求められます。
データの収集から前処理、分析、可視化までを行えるスキルが必要です。

⑤コミュニケーション能力

多くの場合、DXIT部門だけでなく、他の部門との協業が必要となります。
そのため、社内の他部署のメンバーと上手にコミュニケーションを取る能力が求められます。

⑥プロジェクトマネジメント能力

DXプロジェクトは、多くの場合、複数のチームが関わる複雑なプロジェクトです。
そのため、プロジェクトを滞りなく進めて完遂できるマネジメント能力が必要です。

⑦デザイン思考

DXにおいてはデザイン思考が求められることが多く、ユーザー視点でのサービスや製品の開発が必要になります。そのため、デザイン思考のスキルがあった方がよいでしょう。

DX人材に求められる4つのマインドセット

DX人材と認識されるには、先に紹介した7つのスキルを習得するだけでなく、以下に紹介する3つのマインドセットを強く意識することも重要です。

  • 主体的に課題解決しようと意識する
  • 一人でやるのでなく周りを巻き込み実現する
  • 正しく課題を設定し仮説検証してDX化を実施する
  • 素早い進歩に対応すべく好奇心を忘れず新しい情報を取りに行く

DX化と一言で言っても、企業ごとに抱える課題も異なり、その環境にあった最適解は都度異なります。

ただ共通して言えるのは、DX人材としてスキルだけなく、上記4つのマインドセットを持った人材となれれば、社内のDX化を適切に牽引していける人材になれるということです。

技術革新のスピードが速いのもDXの特徴ですから、「今ある課題を適切に見据え、その解決に最適な方法は何か」を都度考え、必要な対策を打ち出し実行していきましょう。

DX人材のスキル向上おすすめサービス4選

DX人材を獲得したい、自社の社員をDX人材に育成したい、そう考える担当者様も多いでしょう。ただし、DX人材といってもそのスキルはさまざまです。
自社にとって「どのようなスキルのある人材が必要なのか」を把握し、それぞれ特徴の異なるおすすめサービスから検討してみてください。

  1. 企業向けDX・AI人材育成研修サービス
  2. DX人財育成サービス(NEC)
  3. 育成サービス(株式会社リンプレス)
  4. DX人材育成パック(株式会社ラーニングエージェンシー)

①企業向けDX・AI人材育成研修サービス

企業向けDX・AI人材育成研修サービス

自社に合ったDXとはどういうものかを相談し、自社に合った人材を育成してほしい、そのように考えている人も多いでしょう。

そうした要望に応えてくれるのが企業向けDXAI人材育成研修サービスです。
このサービスは、現状御社にどのような課題があるか、丁寧にヒアリングをした上で、課題解決につながる育成プランを提示するのが最大の特徴であり強みです。そのため、自社に合ったDX人材を育成できるでしょう。また、製造業に強いAIコンサルタントが在籍していることも同社の特徴です。

AI人材を育成したい方は、企業向けDX・AI人材育成研修サービスがおすすめですが、AIの開発を発注したい方は「AI技術コンサルティング 受託開発/PoCサービス」、AIプロジェクトを任されているがどうしていいかわからない方は「AIプロジェクト推進サービス」をご覧ください。

②DX人材育成サービス(NEC)

たとえば、データ分析や可視化のスキルを持った社員の育成をしたいのであれば、NECが行っているDX人材育成サービスがおすすめです。このサービスではdotDataという最先端のAIテクノロジーを活用し、データドリブンDXを担う人材を早期に育成します。
研修はオンラインによる集合形式とOJT形式です。
集合形式で基礎的なことを学んだ後、OJT形式で実践していきます。

③育成サービス(株式会社リンプレス)

DX推進の企画や実行を行う人材を育成したい場合には、株式会社リンプレスが提供している育成サービスを検討してみましょう。
実績豊富なITコンサルタントやデータサイエンティストが研修講師を担当しており、4000社以上の企業への支援実績があります。講義だけでなく、ワークショップやハンズオン形式で学べるカリキュラムも多く用意されています。

④DX人材育成パック(株式会社ラーニングエージェンシー)

日本最大級のDX研修プラットフォームとして知られているのが、株式会社ラーニングエージェンシーのDX人材育成パックです。パソコンが一台あれば研修を始められるため、事前に学習環境を整える必要はありません。
まだDXがどのようなものか今ひとつよく分かっていない、という人でも始めやすいプログラムを用意しているので、初学者におすすめです。
13000社以上での人材育成支援実績を誇る人気のサービスです。

まずは自社の課題を把握しよう

一言でDXといっても、その内容はさまざまです。
そのため、DX人材といっても、さまざまなスキルを持つ人材のことを指します。

大切なことは自社の業種や課題に合ったDX人材を育成することです。
まずはDXによってどのような問題を解決したいのかをしっかりと考えましょう。

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