企業がDX化などを図る際には、専門的な知識を持ったコンサルに依頼することもあるでしょう。
コンサルサービスを提供している企業は数多くありますが、その中からベンチャーコンサルを選ぶのもひとつの手です。
では、おすすめのベンチャーコンサルを、ベンチャーのコンサルを選んだ方が良い理由や、選び方と一緒に紹介していきます。
ベンチャーのコンサルに依頼した方が良い理由
大手のコンサルは、安定した基盤の上で事業を進めている傾向があります。
それに対してベンチャーコンサルは、新規事業に取り組むことが多いです。
そして、ベンチャーコンサルは比較的規模が小さいため、行動力があります。
そのため、特にAIやDXなど、新しい事業分野に関しては、ベンチャーコンサルの方が詳しい可能性が高いです。
よって、新規事業のサポートは、ベンチャーコンサルへ依頼した方が良いでしょう。
また、ベンチャーコンサルは、若い人材を積極的に採用していることが多いです。
社員のほとんどを若い世代が占めているということも、決して珍しくはありません。
よって、古い考え方だけでは生き残れないと考えている企業は、ベンチャーコンサルに依頼して、比較的新しい視点からの意見をもらった方が良いでしょう。
こちらの動画ではベンチャーコンサルについて解説しております。
前編・後編がありますが大手ファームとベンチャーの具体的な違いについては後編で詳しく紹介しております。前編を見て気になった方は後編を見てみてください。
おすすめのベンチャーコンサル6選
それでは早速、以下6件のおすすめのベンチャーコンサルを紹介していきます。
- 株式会社VOST
- 株式会社ベイカレント・コンサルティング
- 株式会社シグマクシス
- 株式会社リブ・コンサルティング
- フューチャーアーキテクト株式会社
- 株式会社ドリームインキュベータ
おすすめベンチャーコンサル①株式会社VOST
AI研究所が運営している企業向けDX・AI人材育成研修サービスは、企業が事業の一部をDX化したり、社内でAI人材を育成したりする際に活用できるコンサルサービスです。長いコンサル経験を持ったスタッフが在籍していて、専門的な視点から様々なサポートを受けることができます。
特徴的なのは、ヒアリングで企業の希望を確認して、それに合った研修プランを提案してくれる点です。社内全体にAIに関する知識を浸透させたい、IoTに力を入れたDX化を実現させたい、開発環境にAIを導入したいなど、幅広い希望に柔軟に対応できます。
さらに、研修の頻度を調整できる上に、eラーニングでの研修も実現可能です。
そのため、従業員に負担がかからないよう、DX化やAI育成を進められるでしょう。
おすすめベンチャーコンサル②株式会社ベイカレント・コンサルティング
ベンチャーコンサルの中でも知名度が高いのは、株式会社ベイカレント・コンサルティングです。IT戦略の企画からシステム開発に至るまで、全てワンストップで任せることができます。
IT分野だけを株式会社ベイカレント・コンサルティングに依頼して、他の分野は別のコンサルに依頼するという手間が必要ありません。
そして、特定の企業などに影響されない、ベンダーニュートラルである点が特徴的で、柔軟性のあるIT化を進めていくことが可能です。その柔軟性を実現するために、全てのコンサルタントが同じ部門に所属している、ワンプール制を採用しています。
よって、従来の規則や枠組みなどに足を引っ張られることなく、柔軟なサポートができます。
おすすめベンチャーコンサル③株式会社シグマクシス
株式会社シグマクシスは、企業全体のサポートを行う、PMOのコンサルティングサービスを提供しています。
- 経営プラットフォーム変革
- 生産性の変革
- 新サービスの開発
の3点に力を入れているのが特徴です。幅広い知識やスキルを持っている専門家が所属していて、複数の専門領域から、企業の変革を進めていくことができます。
よって、DXなど、特定の領域だけでなく、包括的な問題解決や成長に取り組みたいと考えている企業に向いていると言えるでしょう。
おすすめベンチャーコンサル④株式会社リブ・コンサルティング
株式会社リブ・コンサルティングは、経営戦略に関するサポートサービスを行っています。
その場しのぎの戦略ではなく、企業が長期的な経営を維持できることを目標としているのが特徴です。そして、時代の変化などに耐えられる経営基盤を作り上げるために、役員会を作成する形でサポートを行います。
明確な経営判断を行う役員会の存在によって、わかりやすい経営改善ができるでしょう。
また、最終的には、経営戦略に関する人材は、社内で賄うことも目標にしています。
よって、将来の経営についてしっかり考えている、自立心の強い企業におすすめです。
おすすめベンチャーコンサル⑤フューチャーアーキテクト株式会社
IT分野のコンサルティングに特化しているフューチャーアーキテクト株式会社は、経営戦略と業務改革、システム改革の3点を軸とした企業サポートを行っています。
企業内の狭い一部分ではなく、全体の成長や課題解決を目的としているのが特徴です。
そして、企業内に取り込まれることのない中立的な立場で、事業におけるIT技術の活用方法やIT投資のアドバイスなどを行います。あくまでもクライアント企業の成長や課題改善のサポートであるため、特定のシステムやソフトの導入を強制するようなことはありません。
したがって、本当に必要な技術支援だけを受けられるでしょう。
おすすめベンチャーコンサル⑥株式会社ドリームインキュベータ
将来的な成長を見越した新規事業のサポートを行うのが、株式会社ドリームインキュベータの事業創造支援の特徴です。新規事業に関するルール設定から始められるため、新規事業を立ち上げるためのサポートが必要、慣れない分野であるため立ち上げが困難といった場合でも活用できるでしょう。
そして、特定の業界のルールに縛られることなく、柔軟性のあるサポートが期待できます。
また、一般的なコンサルティングのように、クライアントの後ろからアドバイスをするのではなく、クライアントと同じ目線に立つという特徴もあります。
したがって、ビジネスパートナーのような利用が可能です。
ベンチャーコンサルを選ぶ方法
ベンチャーコンサルの選び方について以下の4つのポイントを紹介します。
- 得意な分野を見極める
- コンサルティングを受けたい分野を得意としているところを選ぶ
- 具体的な提案を受けてみる
- コストパフォーマンスを確認する
得意な分野を見極める
ベンチャーコンサルの選び方としては、得意としている分野を見極めることが大切です。
一口にベンチャーコンサルと言っても、経営や技術的な部分に特化しているところもあれば、全体のサポートを行うところもあるなど、企業によって多種多様です。
多種多様なコンサルティングができることを売り文句にしているところも多いですが、実際には得意な分野と不得意な分野があります。
コンサルティングを受けたい分野を得意としているところを選ぶ
比較的小規模なベンチャーコンサルが、何でもできるというのは、あまり現実的ではありません。そのため、コンサルティングを受けたい分野を明確にした上で、その分野を得意としているところを選ぶようにしましょう。
ベンチャーコンサルに直接得意分野を尋ねるだけでなく、実際にコンサルティングを受けた企業の意見など、客観的な視点も参考にした方が良いです。
具体的な提案を受けてみる
また、実際にコンサルティングの提案を受けてみることも大切です。
どういったサポートを受けたいか、希望を具体的に出しましょう。その希望を伝えた上で、より具体的な提案をするところは、充実したサポートを受けられる可能性が高いです。
漠然とした内容や、感情に訴えかけるような提案をするところは、あまり期待できません。
明確な数字や計画内容を提示するところを選んだ方が無難です。
コストパフォーマンスを確認する
もちろん、価格面を確認することも忘れてはいけません。
ベンチャーコンサルの価格設定は、企業によって大幅に異なります。中には、コストパフォーマンスがあまり高くないものもあるでしょう。
そういったところは、避けなければなりません。したがって、見積もりを作成してもらい、コンサルティングの内容と照らし合わせた上で、価格に見合っていると感じたところを選ぶようにしましょう。
ベンチャーコンサルにはベンチャーの強みがある
ベンチャーコンサルには、大手のコンサルとはまた違った強みがあります。
もし、ベンチャーコンサルの方に依頼した方が、自社にとって良さそうだと感じたのであれば、まずはいくつか候補を挙げて相談をしてみると良いでしょう。