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AIの活用事例4選!ロボットや機械学習の活躍を事例で知ろう

「AI技術の躍進」が叫ばれて久しい昨今ですが、普段生活していてもAIの存在を感じることはあまりないものです。

しかし、実は意外なところでAI技術が活用され、私達の生活を便利にしてくれているのです。
そんな身近な事例をチェックしてみましょう。

AIとは

AIは「Artificial Intelligence」の頭文字を取ったもので、日本語で言うと「人工知能」を意味します。
ロボットと同じような扱いをされることもありますが、実は全くの別物。
予めプログラムされた命令通りに動くロボットと違い、人工知能は「知能」の名前が示すとおり、自ら学習し成長することができます。
膨大なデータを処理、分析することで、人間では長い時間がかかってしまうような作業を短時間でこなすことが可能なのです。
この学習機能のおかげで、AIは人間の暮らしをどんどん便利にサポートすることができるのです。

AIの活用事例4選

AIの活用事例4選

それでは早速AIの活用事例を4つ解説していきます。

AIの活用事例1:入力操作いらず!音声アシスタント機能

普段生活指定もなかなかAIの存在を身近に感じることはありません。
しかしそれは、AIが私達人間の生活に当たり前のように馴染むようになったからかもしれません。
AIの最も身近な例の一つが、スマートフォンに搭載されている「音声アシスタント機能」です。
スマートフォンに向かって質問、問いかけをすると、搭載されたAIがその音声を認識して対応してくれます。
ユーザーの質問に回答したり、他の家電製品と連携して操作することができるのです。

AIは、ユーザーの質問や要求に対応するために

  • 音声認識
  • 自然言語処理

という二つの技術を駆使しています。音声認識はユーザーの話した言葉をテキストデータに変換する技術。
AIは人間のように言葉をそのまま理解することはできないので、まず音声を解析、認識するところからスタートします。
入ってきた音をコンピューターが認識しやすいデータに変換したり、音声データがマッチする文字を探したり、膨大な量の言語データから単語の繋がりを予測、より正確な文章を組み立てる、といったいろいろな工程を経てAIはユーザーの言葉を認識しているのです。

音声アシスタント機能を使うと、画面操作なしでデバイスを操作することが可能です。
「近場にある美味しいイタリアンのお店を探して」
「いつもの歯医者さんを予約して」
「音楽をかけて」
といったオーダーを、AIが認識、処理してくれます。また、
「ただいま」
「今日はなんだか疲れたなあ」
といった簡単な言葉であれば、人間と同じように挨拶、雑談をすることも可能です。
これまでの決まった反応しか返せないコンピューターに、そうした曖昧な反応をさせることに面白みを感じたり、愛着を持つ人も多いです。

AIの活用事例2:忙しい毎日の強い味方!お掃除ロボット

忙しい日々をサポートしてくれるお掃除ロボットにも、AI搭載型のものが増えてきています。
これによって従来のお掃除ロボットでは難しかった細かい掃除や、突発的な汚れも対応できるようになっているのです。

例えば物体認識機能
これによってソファやテーブルといった特定の家具の位置をお掃除ロボットが検出し、「ソファ周りだけ掃除」「テーブルの下を掃除」など部屋全体を掃除せず、掃除したい場所だけ掃除することが可能になりました。
更に掃除する部屋をアプリで手動設定することも可能で、「この部屋はペットがいるから進入禁止」といった設定もできます。

掃除の頻度を学習させることもできます。
「夕食後にダイニングとキッチンを掃除」
「今日はリビング、明日はダイニングを掃除」
など、自分や家族の都合に合わせて適切な頻度でお掃除をしてくれるのです。

習慣を元に、お掃除ロボットの側からお掃除頻度を提案してくれる機種もあります。
「毎週土曜日にリビングを掃除しているのでスケジュール登録したらどうか」
「この部屋はよく停止してしまうので進入禁止に設定してはどうか」
「花粉の季節なので掃除頻度を増やすのはどうか」
など、「人工知能」の名に恥じない機能で生活を快適にしてくれるのです。

AIの活用事例3:医療現場でのAI

医療現場でのAI

近年日本の社会問題となっているのが、労働人口の減少です。
既に人手不足が深刻化している業界も増えている上、今後少子化が進行することでますます働き手が足りなくなることが予想されています。
そんな課題を解決するため、ビジネスの現場でAIを活用する事例が増えています。

AI活用の一例としてよく名前が挙がるのが医療現場です。
医療の質をAI技術を用いて向上させる取り組みが活発に行われており、診断や治療、手術支援など様々な領域でAIが使われています。

医療現場で特にAIの活用が盛んなのが画像診断です。
既に消化器内視鏡分野では、多くのAI搭載型大腸内視鏡や胃カメラが製品化されており、多くの病院で活用されています。
医療技術の発達により、読影が必要な医療画像の数は膨大になっています。
詳細な検査が可能になることは喜ばしいものの、その画像を読み解き診察を下す医者の数は変わらない。
そのギャップを埋めるためにAIが画像診断をサポートしているのです。
もちろんAIが医者に変わって全ての画像をチェックし診断を下す、という訳ではありません。
簡単な症例はAIに任せて医者は難しい症例に注力する、あるいは医者の後にAIによる判別を挟むことでダブルチェック体制を作るなど、いろいろな用途でAIが使われています。
医者とAIが同時に読影を行い、リアルタイムにAIのサポートを受けるという方法もあり、医師の負担軽減に繋がっています。

画像診断分野でAIの活用が活発な理由の一つは、検査数や患者が多いという点です。
画像データが集まりやすいということは、それだけAIの学習機会が多いと言うこと。
学習機会が多ければそれだけAIの精度が上がるので、研究開発が進みやすいのです。

医療現場でのAI活用はこれからもどんどん広がって行くと考えられていますが、当然課題も多くあります。
現在活用が活発な画像診断部門でも「AIが下した判断が正しいかどうか判断する工程を誰が行うのか」という課題が既に挙がっており、如何に効率的にAIを利用していくかは常に考えなければならないでしょう。

AIの活用事例4:身近なお店でもAIが活躍

スーパーや雑貨店など、普段よく利用する小売店でもAIの活用が広がっています。
過去の顧客データをAIが収集して分析、元となるデータを出力します。
このデータを元に顧客の属性による傾向の違いや、天気や曜日との関係性など、パターンや傾向を見つけ出すことで、無駄なく入荷数を決めたり、効率的な広告を打つことが可能になるのです。
分析の元となるデータは、顧客が持っているポイントカードやアプリから収集する形になります。
適切な商品を適切な数、適切な時間に提供することができれば、無駄を減らして収益に繋げることができます。
特に扱っている商品が生鮮食品であれば新鮮な状態で提供することができますし、顧客側も欲しいタイミングで欲しいものが手に入るのでメリットが大きくなるのです。

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AIの活用事例についてまとめ

AIは暮らしを便利にするだけではなく、働き手の負担を軽減することもできます。
既に生活のいろいろな場面にAIが進出しています。
普段当たり前のように使っているものやサービスにも、AIの力が活用されているかもしれません。

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