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おすすめのDX人材育成プログラム5選!自社に合うプログラムを選ぼう

企業活動を円滑に、また成長させていくのにDX(デジタル・トランスフォーメーション)は欠かせないとされます。それでも、必要な知識や資質を持つ人材が不足していると感じる企業も少なくないようです。その点を補うのに役立つとされるのが、DX人材育成プログラムです。こちらでは、おすすめのDX人材育成プログラムの価格やサービス内容、選び方のコツをご紹介します。

DXの人材育成とは

DXの人材育成とは

スイス・ローザンヌに拠点とするビジネススクールで、世界ナンバーワンといわれるMBAプログラムを持つ国際経営開発研究所(IMD)が発表した「世界のデジタル競争力ランキング2023」によると、日本は64ヶ国中、35位と低迷しています。日本のDX人材の不足が露呈した発表内容でした。DX人材の育成強化は喫緊の課題といえます。

DX人材とは、デジタルを活用し、ビジネスモデルや組織を改革する力を持つ人を指します。主に、デジタル技術を持ち、データを活用できるスキルを持つこと、プロジェクトをリードする推進力を持つことの2つが必要となります。

DX人材は、役割別に5種類に分けられ、互いに連携して目的に向かって進むことが期待されます。5種類の役割の一つが、DXの目標設定をしたり、関係者との調整を行い、プロセスの進行管理を担う「ビジネスアーキテクト」です。2つ目として、DXに資する製品やサービスの方針を決めたり、開発プロセスを策定し、仕組みやユーザー体験、イメージなどを設計する「デザイナー」も必要です。3種類目に挙げられるのが、データの活用戦略を策定したり、データを収集・加工・分析する「データサイエンティスト」になります。さらに、DXを支える製品やサービスを提供するソフトウェアの設計・管理・保守を担う「ソフトウェアエンジニア」や、企業活動を危うくしかねないセキュリティリスクを検討・評価し、リスク回避の対策や運用を行う「サイバーセキュリティ」担当者も必要です。

DX人材に必要な資質は多岐にわたります。未来の課題への創造力や、臨機応変に対応する力も求められます。社内外のメンバーを巻き込む力も大切です。新しいことに取り組む際には、失敗もつきものですが、失敗から学ぶ姿勢や思考力も欠かせません。目的達成までモチベーションを持ち続け、困難な状況にぶち当たった際の突破力やリーダーシップもポイントになります。

以上のような人材は、社内の業務に精通している人の中から育成し、足りないスキルを身につけてもらう方が、外部から採用するよりも早道かつ確実である場合が多いようです。近年では、DX人材育成プログラムが各社から出されています。自社にとって有用なプログラムを活用することで、スピーディーに人材育成を進められるに違いありません。

おすすめのDX人材育成プログラム5選

こちらでは、おすすめのDX人材育成プログラムをピックアップし、価格やサービス面を見ていきます。各タイトルには、プログラム名と提供企業、価格を表示します。

DX超入門(半日コース)/株式会社アイ・ラーニング/個別設定

DXの基礎知識に加え、自社や自部門でDXにどのように取り組むかを検討するのに役立つ内容が盛り込まれたプログラムで、受講期間は半日です。前提知識は問われないため、これからDXを進めるうえで、人材を育成していきたいと考える企業に有用と言えるでしょう。こちらのプログラムのゴールは、DXの目的や構成要素、変革のためのステップについて知り、必要な用語や理解が得られることです。そして、自社の将来を鑑み、方向性や取り組み方を検討する前提知識を身につけられます。こちらは、オンラインまたは対面での受講ができます。株式会社アイ・ラーニングでは、DX推進リーダー養成プログラム(4日間で220,000円)や、DX提言ワークショップ(2日間・個別設定)など、役割や実践に即したものも用意されています。

DX推進研修~5ステップで今日から始める/インソース/16,800円~

DXの基礎知識を学び、組織内でのDX推進に必要なステップを理解するプログラムで、業務改善や新規事業立ち上げのための人材育成に役立つものとなっています。会社組織の中でも、部署のリーダーや管理職、部長や経営者など、マネジメント側に重きを置いたDX人材育成プログラムと言えるでしょう。DXについて耳にするものの、具体的に何をすればよいかわからない、全体像がつかめないという声に対応したプログラムで、DX人材の育成者の立場に立った視点で、導入事例を検討しながら行われます。現時点では、3時間のオンライン開催のみですが、従来であればセミナールームでの開催もされているようです。

DXファーストステップ/トレノケート株式会社/66,000円

DXの基礎知識を学びながら、DX推進の始め方をイメージできるプログラムで、顧客の要望により誕生しました。プログラム受講後には、DXについて他者に説明できるようになったり、ポイントを押さえたDX推進が可能になるなど、DXに関する気付きが得られる内容です。こちらは、事前に120分の動画で学習して予備知識を得てから、ワークショップで理解を深める形で進められます。演習部分は集合研修形式で、会場に赴いて行うので、他者から学ぶ機会もあります。学習期間は1日間です。同社ではほかに「2時間でDXの基礎知識を学ぶeラーニング」(2時間で16,500円)も用意されています。

新入社員向けDX研修/スキルアップAI/要問合せ(団体受講)

各社のニーズに合わせてカスタマイズができるDX研修プログラムです。e-ラーニングによるインプットに加え、成果物を生み出すアウトプットが可能な内容となっているのが特徴です。新入社員向けとなっていますが、こちらのプログラムには、ビジネスリテラシー・DXチームリーダー・データサイエンティストの3種類が用意されているので、各役割に応じた人材育成ができます。講座時間は各コースでも異なりますし、e-ラーニングか対面・LIVE配信かによっても違ってきます。さらに、最小申込人数が定められていて、人数によって費用が変更になることに注意が必要です。

企業向けDX・AI人材育成サービス/AI研究所/各企業の状況による

企業のニーズに合わせた形で人材育成プランを提案するタイプのDX人材育成プログラムです。相談段階で、自社が抱えている問題と理想のゴールをヒアリングしたうえでプログラムが組まれます。こちらの特徴は、問題解決にAIを活用する点にあります。AIは企業活動の推進に大いに役立つとされていますが、実用化には慎重な姿勢も求められます。その点を踏まえた提案がされ、研修後にはAI活用のアイデア出しの場が設けられ、運用支援も行われます。企業ごとにカスタマイズ可能なので、短期的な育成プランから中長期的なプランまで、自由に組むことができます。日常業務と並行してDXに加え、AI人材育成まで可能になる点がメリットです。

AI研究所のDX人材育成プログラムでは、製造業で10年以上のコンサルティング経験を持つコンサルタントがカリキュラムを作成し、講師も務めています。IoTやAR、CADや3Dプリンタなどの分野にも明るいので、事業サポートまで期待できるようです。DXリスキリング助成金の相談も可能です。

こちらから自社に合うサービスをお選びください。

自社に合うDX人材育成プログラムの選び方

自社に合うDX人材育成プログラムの選び方

自社にとって有用なDX人材育成プログラムを選ぶには、実績や評判を考慮するとよいでしょう。また、内容がDXの知識や理解にとどまらず、人材育成にかなう実践的な内容であるかも考慮します。自社の課題やゴールに合ったプログラムを選ぶと、満足度が高くなるに違いありません。いくらおすすめのものであっても、社員のレベルに合っていなければ効果を見込めないので、社員の持つスキルや特性を考えて選ぶことが大切です。講師の質も重要な要素です。

おすすめのDX人材育成プログラムの価格やサービス比較まとめ

自社の問題解決や事業の成長をかなう人材を社内で育てるうえで、DX人材育成プログラムは重要な役割を果たします。サービス内容や価格などを考慮し、自社のニーズに最もフィットする、実践的なプログラムを選ぶのがおすすめです。

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